千秋楽
居座っていたいのかいこの大舞台
眺めていたいこの景色
知る由もない結末を
ひとり叫んでいる
漂っていたいのかいこの大舞台
描くのはもう容易いと
大袈裟でいたい悲劇さえ
誰も見てないFootlight
季節のない
日々は消えないだろう
In a moment, your stage life will be over
だれがために演じるのか
音のない雨にうたれては身を固めて笑われる
省みることもない
若人は頽廃の美に目も暮れず
ただ枯葉を踏み分け
生き急いでゆく
幕は静かに降りていた
お前は何者でもない
In a moment, your stage life will be over
手を広げて空を見る
懐かしむことも許されず
窓に暮れる陽を眺める
心も苦も音もない
0コメント